些細なことですぐに謝る癖がある息子

子供の中には、自分が悪くなくても条件反射的に「ごめんなさい」と謝る癖を持つ子がいます。
性格やその時のシチュエーションによっても異なりますが、自分の息子が頻繁に謝る癖を持っていると、親としてはやはり心配なものです。

すぐに謝る癖のある子どもは、普段の行動を見ていると周囲の顔色をうかがうような態度が見られることが少なくありません。
私の息子もそうで、相手が気分を害することをとても気にするので、空気が悪くなりそうになると瞬間的に「ごめんなさい」と口から出てしまうのかもしれません。
もしも自分の子供が、いつも他人の顔色をうかがいながら不安や緊張した気持ちで毎日を過ごしているのかと思うと、親としては胸が締め付けられるような気持ちになってしまうのではないでしょうか。

もしかしたら息子は私や夫の行動を見ている?

子供のこうした行動は、多くの場合親の行動に影響を受けています。
ですから、まずは自分自身や配偶者の行動を見直してみましょう。

例えば、電車の中で誰かがぶつかってきたとしましょう。
あなたは悪くありませんが、条件反射的に「すみません」「ごめんなさい」と謝ってしまったりしませんか?
これは時として、不要なトラブルを起こさないという弱者の賢明な判断や知恵だと考えることができます。
特に女性の場合、相手を優先することが良いと教育されていることは多いですし、男性の場合でも波風を立てないためにまず謝ることが大人の対応だと教えられることもあるでしょう。

そうした親の対応を、子供はいつも見ています。
親が言葉で説明しなくてもその場の空気を読み、相手の言葉の行間を読み、事を荒立てないようにとの気持ちで謝ることが習慣になっていることも考えられます。

息子への接し方を考えてみる

私自身、弱者の知恵として他人にとりあえず謝る習慣がありました。
子供はきっと、それを見ていたのでしょう。
そうした不安や緊張を抱えて成長したくないと思い、息子への接し方を見直すことにしました。

まず見直した接し方は、息子の気持ちがとても大切で、彼自身の気持ちの優先順位を高くするための努力をしました。
例えば息子が何かいたずらをしても、頭ごなしに怒るのはNGです。
そうではなく、どうして息子がどう思ったのか、何をしたかったのか、彼自身の気持ちや目的を聞いて理解しようと努めました。
それにより、彼の中で自身の気持ちを尊重するべきだという気持ちが芽生えますし、一貫性のある行動をとれるようにもなります。

親子関係がもたらす子供への影響は、親が考えている以上に大きなものです。
完璧な人間などいないように、親だからと言って完璧なわけではありません。
それを子供に理解させ、親子でともに改善するための努力をすることも子供の成長にとってはプラスとなるのではないでしょうか。

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