叱るのではなくて対策をする

仕事で父親も母親もいない状態でお子さんが壁や床などどこにでも落書きをしていると、掃除をしなければいけない立場の人達からするとついつい叱ってしまいたくなります。
ただ叱っただけでは原因が全く見えてこないので、なぜそのような行動に至ったのかを親はしっかりと理解した上で対策をしないといけません。

大人になっても自分の気持ちを制御するのが難しいのに、それが子供となるとさらに難しくなり社会的なルールやマナーについてまだまだわかっていない年齢となるとなおさらです。
なので、今回はどこでも落書をするようになってしまった息子との向き合い方を改めて考えます。

対策の具体例

まずは落書きが下手に出来ないような状況を作るか、落書きされても被害を抑えられるようにしましょう。
たとえば、クレヨンやサインペンなど落書きで使える物は全部使い終わったらきちんと手が届かない場所に保管してください。
特に、使われると大惨事になってしまう油性ペンは手が届かない場所に隔離しておくことが重要です。

あとは、そもそも簡単に汚れとして落とせるようなクレヨンなどを用意しておくことも重要です。
あえて落としやすいクレヨンを使って一緒に後処理をすると子供に掃除の大変さが伝わるのでこれも対策の一環になります。

そもそも専用の落書きスペースを確保して壁でも床でも好きにかけるようにするというのも有効です。
新築を建てるときに壁の一部をホワイトボードの素材を使うといった対応も出来るので、むしろお絵かきが推奨できます。

そもそも何故落書きをするのか

そもそもお子さんが何故落書きをするのか、その原因を考えていきましょう。
これはちょっと難しいのですが、年齢によって違ってきます。
まず、1歳のようなお子さんだと今まで出来なかったことができるようになる事への喜びや感動からきている可能性が高いです。
この年齢だとそもそもどこに落書きをしていけないのかがわかっていません。

これが考えることができるようになる2歳よりも上になると面白さから書くようになったり、何かを伝えたくなって落書きすることもあります。
また、可愛さを求めてついつい家具や壁や床に落書きするケースもあるのです。

困っていることをしっかりと伝えることも大事

このようにお子さんの落書きには親に対する反発ではなく、愛情表現や親切心であったりそもそもそれがダメであることがわかっていないというケースもあるのです。
そのため、お子さんを叱るのではなくこの後の対処で大人である自分たちが困ってしまうということをしっかりと伝えてくださいね。
愛情がきちんと伝わっているお子さんならば、根気よく伝えることできちんと理解してくれますから。

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