数百円で投資ができる楽天証券の「かぶミニ」

楽天証券の「かぶミニ」とはどんな商品？

「かぶミニ」とは、楽天証券が2023年4月からサービスをスタートする単元未満株取引サービスの商品です。
リアルタイムの取引ができる点は通常の株取引と同じというだけでなく、寄付き取引にも対応している点が大きな特徴です。
対応となる株式銘柄は国内株式銘柄に限定されており、サービス開始時点でリアルタイム取引の対象となるのは国内銘柄100銘柄で、寄付取引なら1,000銘柄が対象となります。
楽天証券ではこの銘柄数を少しずつ拡大していく計画としており、今後はより多くの銘柄の中から少額株取引を楽しめそうです。

かぶミニは、これまで資金が少なくて株取引に挑戦したくてもできなかった人にとって大きな魅力ではないでしょうか。
少額でも株取引を楽しめるかぶミニなら、大満足の投資ライフをスタートできそうです。
初めて株取引に挑戦する人にとっても少額から始められることは大きな安心感につながりますし、株取引のメカニズムやプロセス、メリットやデメリットを体感しながら学べるという魅力も期待できます。

ちなみにこの単元未満株のリアルタイム取引に関しては、大手のオンライン証券会社の中では初めての試みとして注目されています。
これまではリアルタイムの取引をするには投資額が少なくても数十万円、多くの場合には数百万円という単位が多かったのですが、かぶミニの参入によって数百円の投資額でもリアルタイムな取引が可能となります。

対応している口座

かぶミニは、一般的な株取引の際に使用する口座を利用できます。
税金面で優遇措置を受けられるNISA口座にも対応していますし、源泉の有無や確定申告への対応サービスが異なる一般口座や特定口座も投資家自身が選べます。
それだけではなく、かぶミニをラインナップしている楽天証券は楽天グループに属する証券会社です。
そのため楽天グループ内で共通して利用可能な楽天ポイントにも対応しており、楽天ポイント1ポイントを1円と換算し、楽天ポイントを使っての単元未満株取引をすることもできます。

かぶミニの取引手数料について

かぶミニの取引手数料に関しては、楽天証券はまだ公開していません。
しかし近年ではオンライン証券会社の手数料が無料に近づいている動きがあり、楽天証券も例外ではないと考えられています。
すべての単元未満株取引の手数料が無料というわけではないかもしれませんが、少額取引なら手数料が無料になるかもしれません。
頻繁な取引をしても、約定ごとの手数料が大きく雪だるま式に増えない料金制度が確立されるのではないでしょうか。

楽天証券のかぶミニをきっかけとして、他のオンライン証券も単元未満株取引市場への参入に乗り出すかもしれません。
投資家にとってより多くの選択肢があることは大きなメリットですし、より多くの人が株取引を楽しめる日がすぐそこまで来ています。