外貨建て商品とは？

外貨建て商品の概要

外貨建て商品とはわかりやすく記載すると『ドルやユーロに日本円を換えてから投資をし、獲得した金融商品』となります。
つまり、このやり方をするためには日本円を投資する前に海外の外貨に換えるといった行動を間に挟む必要があるということですね。
実際にこういった外貨建ては珍しくはなく『外貨建てMMF』のような専門用語も色々とあります。

こちらは『Money Market Fund』の略でいわゆる米ドルに換えて行う投資信託になるのです。
このやり方は日本の超低金利に嫌気がさした人や不安を抱いた人達が金利水準が高めの高金利通貨に換えて投資を行うスタイルが浸透しつつある現代においてもさらにピックアップされてきています。

外貨建て商品のメリット

実際にこういったやり方にどんなメリットがあるのかを見て、利用するかどうかも考えてみましょうね。
まず、メリットの一つは外貨建てMMFのように売買手数料が無料なところがあることです。
できる限り低コストで利用したい方にとっても使いやすい金融商品となっています。

また、手数料もないのに1,000円程度ではじめられる金融商品も存在していることから初心者の方がリスクをできる限り低い状態にしてはじめることが出来るのもメリットとなっていますね。
あとは、海外の優良企業を選択肢に入れることが出来るので、投資の幅が広がり好利回りを期待することが出来るというのも大きなメリットになります。

外貨建て商品のデメリット

こうメリットを並べると「無敵じゃん！」と思ってしまいがちですが、しっかりとデメリットも存在します。
それは円を外貨に換えるという作業が入るので、円高や円安の影響もおもいっきり受けることです。
これはメリットにもカウントできますが、状況次第で大きな損失に繋がりかねないデメリットになってしまいますので、こちら側に記載しました。

また、外貨を用いた預金も外貨建て商品のカテゴリーに入るのですが、海外の預金はペイオフがないケースがほとんどでさらに日本のペイオフ対象外となるので、銀行が破綻してしまったら致命的な損害を被ってしまいますね。
あとは、どうしても間を挟み円を何らかの外貨に換える必要があるためその工程で発生する為替手数料が足を引っ張るということです。

メリットとデメリットをよく理解してお付き合いする

このように大きなメリットがある外貨建て商品ですが、外貨にして取り扱うためにもそれだけデメリットも存在しているのです。
ただし、外貨建て金融商品には預金・MMF・株式・投資信託・債券など種類はかなり豊富なので、より掘り下げるとデメリットとメリットもまた色が変わってきます。
外貨を用いたい方はどのように運用するのかを考えつつ上手く資産を運用していきましょう。