ウクライナショックが続いている

先行き不透明で株安に

ロシアによるウクライナ侵攻の悪影響は様々なところで露呈しているが、その中でも大きな被害を被った人が多数いるのが投資の世界です。
株式市場はロシアに対する経済制裁が大きくなることで一気に冷え込み、いつ終わるのかが全く見えない先行きの不透明感が株安を加速させましたね。

経済制裁が長期化することでロシアの貿易は低下することになってロシア経済が一気に沈んでいきます。
この急激な動きに会社も人達もついていくのがかなり大変で、世界規模でその影響は計り知れないモノとなっています。
特に欧州では天然ガスのロシアに対する依存度が非常に高かったので、経済制裁による影響を強く受けており投資の市場でも大きな影響も受けていますが、一般市民の電気代やガス代といった部分にも負担としてのしかかっているのです。

ルーブルが対ドルで急落したが･･･

経済制裁の影響もありルーブルが対ドルで急落しましたね。
年間チャートを見るとわかるようにびっくりするほど3月中旬は下落したのです。
しかし、3月後半から価格がある程度戻る兆しを見せて4月に入ることで戦争前の水準にまで回復しました。
いわゆるV字回復といった表現をするのが恒常化していますが、一般的なV字回復には該当しないほどに急落して急上昇しているため、投資家の方は多くの損失を被った方もいればプラスに転じた人もいるでしょう。

これほどまでに短期間で動きがあったのは近年稀に見る出来事であったため、投資家の方々にとってはある意味ですさまじい刺激溢れる日常へと変化したのです。
あまりにも強すぎる刺激だったので、受け止めきれなかった方も多かったと思いますが戦争の長期化も考えられるため刺激され続ける日々が続くことが考えられています。

将来的に投資の世界ではどうなるのか

短期的に非常に大きな影響をもたらしたウクライナ侵攻ですが、投資の観点から見るとルーブルのように株も反転して上昇するという意見もあります。
しかし、ロシアによる様々な資源の脱却がスムーズに進まない限りは経済的な影響は残り続けますので当分の間はインフレの懸念が強まってしまうでしょう。

ある程度時間が経過することでインフレも弱まり、物価の上昇も鈍化することが考えられます。
株などの動きもこの世界の動きとリンクするでしょうね。

ロシアを除く新常態がどれだけ速く出来るか

戦争が長期化することでロシアへの経済制裁も長くなります。
ロシアに依存していたモノから脱却できない限りは経済的に大きな悪影響が発生し、株式も冷えたままでしょう。
こういった状況を打破するには世界レベルでのロシア依存からの脱却が必要であり、新常態に慣れるかどうかがすべてです。
最初はこの新常態が目に見えた形で発生した時に、株式も大幅な上昇が見られると予想されています。